ジビエをもっと、あなたらしく。
ジビエを食べる人、つくる人、届ける人。 すべての人に、エールを。
海外での取り組み

狩猟権って何!?ヨーロッパ狩猟の歴史と制度をまとめてみた!

こんにちは!

最近、狩猟免許を取ろうか迷っている、あかりんご(@akaringo252588)です!

皆さん、狩猟の本場はどこかご存知ですか?

…そう!ヨーロッパです!

ヨーロッパは世界屈指の狩猟大国。

日本の古墳時代には狩猟文化が確立していました。

そこで今回は、ヨーロッパと狩猟について歴史と現代の制度を紹介します!

この記事の目次
  • 中世ヨーロッパの狩猟
  • フランス革命後の狩猟
  • 現在のヨーロッパでの狩猟
あかりんご

日本との違いについてもあかりんごが
ドンドンつぶやいていくよ!

狩猟はヨーロッパ最高級の娯楽

その昔、中世ヨーロッパでは上流の貴族だけが領地を持っていました。

貴族たちはその領地で狩猟を行い、お肉を美味しく食べました。

狩猟こそが貴族の特権であり、最高級の娯楽だったのです。

あかりんご

日本でも、鷹狩りといったの狩猟は貴族限定の遊びだったそう!

やっぱり楽しいものは独占したくなるよね…。

「ジビエ」はフランス語で、野生鳥獣の肉という意味ですが…

この頃、ジビエの中でも特に鹿は好まれたそうです。

1784 年に書かれたジャン・アン リケの『狩猟事典』には、鹿は森に棲むもっとも高貴な動物だと書かれています。

よって鹿狩は狩猟の方法に情熱や技量の粋が求められる点で、国王に取っておきの狩猟とされたのです。

狩場は国王が鹿狩をすることを前提に作られ、農民が鹿を狩ることは厳しく罰せられたのです。

農民にも広がる狩猟文化

フランス革命が起こると、王政は崩壊します。

王政によって支配されていた土地は一般市民にも開かれました。

すると貴族の特権だった狩猟が、農民にも広がったのです。

狩猟が解禁となった反動で、農民たちの狩猟は盛んに行われました。

また獲物を仕留めやすい散弾銃猟犬の改良なども進み、狩猟のハードルが下がっていきます。

手頃な銃の販売なども後押しし、貴族の娯楽は、庶民にとって休日の楽しみやスポーツとして変わっていきました。

あかりんご

休日の楽しみに狩猟かぁ!

現在、日本でも狩猟は行われているけど獣害対策がメインだし、野蛮と言われ炎上することもあるよね…。

やっぱり殺生に対するマイナスイメージは、日本で長く続いた仏教の影響があるのかな??

ヨーロッパで行われる現代の狩猟

ヨーロッパでは現代も狩猟が盛んに行われています。

例えばノルウェーでは、友人や職場の仲間を誘って猟に行くこともあります。

猟期が始まったすぐは会社のオフィスが空になるくらいだと言います。

では、ヨーロッパの狩猟システムはどうなっているのでしょうか?

狩猟権はヨーロッパの土地所有者にある

狩猟権とは、猟場の土地所有者に与えられた権利です。

ヨーロッパの多くの国では、狩猟権が土地に付いてきます。

つまり、鹿やイノシシなどの獲物をとる権利はその土地の所有者にあるという考え方です。

イメージとしては、農地を持っている人から区画を借りて、作物を育てる感じでしょうか。

よって、ヨーロッパのハンターは土地所有者から狩猟をする許可を得ます。

具体的には、入山料などを支払うのです。

これは国によって違いがありますが…

ドイツでは5ユーロ、スウェーデンでは30ユーロを基準に変動しているそう。

1ユーロは120円くらいなので、1000〜3000円くらいを払うということになります。

あかりんご

日本には狩猟権という考え方はないよ!

狩猟免許を取得し狩猟者登録を行うことで、県内のどこでも狩猟をすることができるんだ。

また、ここで販売されるのは獲物を射撃する権利のみです。

よって、捕獲した獲物は持って帰ることはできません。

ハンターは、休日の楽しみとしてハンティングそのものを楽しみ、獲物の角や頭部を記念品として持ち帰るのです。

これがハンティングトロフィーですね。

一方の獲物は、土地所有者が販売する権利を持っています。

よってお肉などの販売は、全て土地の所有者の売り上げになるのです。

あかりんご

日本では獲物は猟師さんで分けたりするよね!

ヨーロッパとは全く違うなぁ…!

豆知識:土地所有者の収入源

ヨーロッパでは、土地を持っている人の収入源が多様です。

一つ目に、その土地で育てているもの。

例えば林業者であれば、木材を販売することで収入を得ます。

二つ目に、狩猟権の販売です。

先ほどもあったように、土地所有者はハンターに狩猟権を販売できます。

三つ目に、そこで獲れた野生動物の販売です。

その土地で獲れた動物は土地所有者のもの

それを食肉業者に販売することで、お金を得るのです。

似て非なる東西の狩猟文化

さて、ヨーロッパの狩猟文化とその歴史についてザックリと見ていきました。

日本と比べてみても、かなり狩猟の概念に違いがあったことが分かります。

特に、狩猟権という考え方は面白かったですね!

獲物は土地所有者のもので、それを撃つ権利を販売する。

まさに狩猟というもの自体が、ゲームのような感覚なのでしょうか。
(ちなみに、ゲームはもともと狩猟という意味)

東西でそれぞれ発展した狩猟文化にこれほど違いが見られるのも興味深いですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事のまとめ
  • ヨーロッパで狩猟は貴族の娯楽だった。
  • 猟場の土地所有者に狩猟権がある。
  • 狩猟者は狩猟の許可を得る必要がある。
ABOUT ME
あかりんご
鹿肉専門のキッチンカーSHIKASHIKA店長。神戸大学で畜産を学び牛飼いを志すも「日本で持続可能な肉とは?」という問いをきっかけに、鹿肉と出会う。鹿肉を日本の肉文化に、をビジョンに掲げ、美味しい鹿肉料理を日々提供していたが、より美味しい鹿肉を求めて現在は北海道で鹿を捌いている。