ジビエ専門サイト
近年、注目されつつあるジビエ(野生動物の肉など)に関する様々な疑問や利活用方法を独自に調べ掲載するジビエ専門サイトです。
ジビエの世界

ジビエ専門サイト『ジビエーる』とは?

はじめに

令和元年、新たなメディアが立ち上がりました。

その名も『ジビエーる』

ジビエ元年でもある令和元年に爆誕です。

年々、深刻な獣害被害に悩まされる人々が増えるのと同時に、その捕獲量も格段に増えてきています。

そして、その流れにより、野生鳥獣を捕獲した後の利用方法についてもかなりの注目を集めてきました。しかし、その利用方法はまだ確立されていない点が多く、実情は9割以上を廃棄処分しているという状況でもあります。

そんな実情を伝え、ジビエの利用をさらに進めるために当メディアは立ち上がりました。

以下、当メディアでどのようなことを伝えていきたいと考えているかを書きましたので、お読みください。

また、当メディアの名前はジビエを扱う全ての人を応援(エール)する思いから「ジビエーる」という名前にしました。

ジビエというと狩猟をイメージする人もいるかもしれませんが、「ジビエーる」では狩猟をするところから食べるところまで、ジビエ文化の全ての情報を提供していく、日本最大のジビエ専門サイトを目指します。

近年注目されている『ジビエ』

『最近、ジビエブームが来ている。』

とニュースや新聞などで目にする機会が多いため、ジビエと聞くと流行りのイメージが強いと思います。
しかし、実はジビエは旧石器時代(縄文時代)からも利用してきたものなのです。

そして、その歴史はとても長く江戸時代には殺生や肉食が禁止されたという時期もありましたが、その時期にも『山くじら』という名目でシカやイノシシの肉を販売していたとも伝えられています。

このように、私たち日本人はもともとジビエを普通に食べて生活していました。ジビエとは私たちの先祖から伝えられてきた文化なのです。

9割が埋設・焼却処分されている現実

ジビエの利用をもっと増やしたい

上記でも書いたように、今日本では鹿やイノシシを中心とした鳥獣が年間100万頭以上捕獲されています。しかし、その肉は9割以上が使われず廃棄処分され、その他の骨や皮に至っては利用率は5%を下回るのが現実です。

もし、日本で水揚げされた魚のうち9割が捨てれていたらすごく不思議だと思うはずです。

ジビエも同じだと我々は考えています。

命をいただくことで我々は生きていくことができていますが、現状では、命を無駄に捨てるしかない現実がこの日本にはあります。

当メディアではそんなジビエを利用することについて、まずは知ってもらうことや取り組みの事例を通して、自分でもやってみようと思う人や食べることで応援する人たちを増やすことを目指しています。

利用率をあげるには?

なぜ、ジビエの利用率が少ないのかという議論になると、そこには端的には語ることのできない深い課題が孕んでいることがわかってきます。

例えば、ジビエ肉の利用についてあげるとするならば、食肉としての利用ハードルが極端に高いことが挙げられます。

家畜肉と違い、安定供給もできず、野生で育つ動物は品質の安定なども測ることが難しいことにより、流通にのせることが大変困難なのです。

また、肉の販売には、衛生面の観点より食肉加工場での処理が義務付けられていますが、そうした施設を整備・管理するのにも莫大な予算がかかってしまいます。

現在、日本全国には563施設(平成29年度データ)がありますが、都道府県によって差があり、北海道には85の加工施設あるのに対し、青森県には1つも加工施設がありません。

http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/kensyuu/koremade/4_1_tyoujyuu_rikatsu_you.pdf

参考:捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況

加工施設を多く作ることでジビエ肉をより安定的に供給できる環境を作ることも重要ですが、肉として販売するためにも販売先がないといけませんし、食肉として売ることが難しい部位に関しても加工食品などを作るなど工夫が必要です。

また、肉以外に出る、皮や骨などの利用についても現状は95%が廃棄処分されています。

ジビエの利用を考え、その利用率をあげていくためには、一頭の鳥獣を獲るところから最後の骨一本まで、どのように利用し、活用していくのかというトータルなデザインが必要なのです。

減りゆく狩猟者、駆除数は年々増加!

減っていく狩猟者と高齢化の波

平成に入って狩猟者の減少も問題になっています。

昭和50年には約50万人ほどいた狩猟免許取得者も平成27年度には半分以下の約19万人ほどしかいません。しかも、年齢層は年々高齢化を迎えています。

昭和50年の年齢層は30代・40代が半分以上占めていたのに対し、現在は60代以上が半分以上を占める超高齢化状態です。

https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs4/menkyo.pdf

参考:全国における狩猟免許所持者数(年齢別)の推移

つまり、新規で狩猟者になりたいというニーズ自体が減ってしまっているという状況。このままでは、数十年後には狩猟者はほとんどいなくなる状況に陥り、獣害被害はさらに拡大することになるでしょう。

私たちはそんな若手の狩猟者を増やすことにも挑戦できるメディアとして、より簡単に狩猟という深い世界について知るきっかけを作ることにも取り組んでいきたいと思っています。

駆除数は増加傾向

野山をかける鹿

狩猟者は減っているのですが、実は年々鳥獣の駆除数は増加中です。

駆除数の増加理由は罠の数が増えたことも言えます。最近では、罠を仕掛ける際、罠の購入に対して補助を出す自治体も増加しており、国を挙げて農林水産被害を防ぐために取り組みが行われています。

また、多くの市町村でイノシシ・鹿をメインとした対象鳥獣を駆除・捕獲した際に報奨金を出すことで、報酬を得ている猟師さんも少なくありません。そんな施策もあり、年々駆除数が増加傾向にあると考えられます。

https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs4/higai.pdf

参考:狩猟及び有害捕獲等による主な鳥獣の捕獲数

ただ、少数の人たちが多くの鳥獣を獲ったり、報奨金目当てに鳥獣を獲る人たちが増えることにより、ジビエの活用率が減っているということにも目を向けていかなければなりません。

鳥獣被害は確かに食い止めるべき問題かもしれませんが、その場しのぎの対策では長期的な対策にはなりません。

やはり、ジビエを利用するという文化自体をしっかり構築していくことが各種問題を解決していくために必須だと我々は考えています。

ジビエの利用を当たり前にしていきたい。

ジビエというと食べることをイメージするかもしれませんが、それだけではありません。

例えば、皮はファッションとして革製品に利用できますし、骨はオブジェやファッション小物への利用。

近年では、ペットフードの需要の高まりもあり、捨てるところは一切ないという状況まで来ています。

しかし、上述の通り実際には肉の利用ですら1割ほどで、皮や骨の利用となると95%が廃棄処分というのが当たり前です。

そこには、様々なハードルがあり、確かに難しいシステム作りではあるのですが、利用が当たり前になれば狩猟者たちの収入の向上にも繋がるため、減りゆく狩猟者の対策にもなるのではないかと考えています。

そのため、これからビジネスという観点でもより大きな動きが来るでしょう。そのための準備としても当メディアを通して、読者のみなさまが学びになるコンテンツを挙げていきたいと考えています。

ジビエ肉の利用

鹿肉を利用したすき焼き

ジビエ肉は現在ほとんどの一般的なスーパーでは手に入れることができません。

理由は上述でも示しましたが、『安定的な肉の供給が大変難しい』ためです。

しかし、将来的には冷蔵システムの向上・食肉加工場の拡大によりスーパーや百貨店でジビエ肉の販売が一般化される日が来るはずだと我々は考えています。

実際に、ジビエ肉には家畜の肉では得難い健康に良い成分なども含まれています。
また、どんな餌を食べているかわからない家畜と比較して、自然にあるものだけで育ったため、健康志向な人にとってはとても素晴らしい素材でもあります。

まだまだ課題の多い分野ではありますが、獲る人・解体処理をする人・調理をする人の連携がより向上していくことにより、ジビエ肉の利用はこれからどんどん加速していくでしょう。

また、ジビエ肉の利用量を増やすことにより、今まで廃棄されていたものも利用されるようになり、ECOにもつながります。

最近ではふるさと納税のお返しにジビエ肉を選べるところもあり、ジビエを食べることで地方を活性化にもつながります。

皮・骨の利用

現在、イノシシや鹿の皮を使っている製品は市場にほとんど出回っていません。

肉と同様に、不安定な供給により、相場の変動が激しいこともありますし、安定供給できないため、大規模に利用できていない状況があります。

しかし、利用できる命を捨てているのはもったいないと思いませんか?

例えば、鹿で言えば皮の利用は昔から積極的の行われてきました。

戦国時代、武士の着ていた甲冑の中には鹿革で作られた布が貼ってあったと言われていますし、現在でも流鏑馬の弓や服には鹿の毛皮が使われています。

このように、皮や骨の利用についても昔ながらの利用のされ方はもちろん、現代だからこそ、生み出された利用の仕方があるはずです。そうした利用の事例はもちろん、実際に利用している人たちの声なども当メディアでは取り上げていきます。

テーマは獲るところから、暮らしまで!

「ジビエーる」が目指すところはジビエに関わる全ての人がジビエを利用したくなるコンテンツを発信することです。

ですので、大きく分けて3つの分類の対象者に届くコンテンツを発信していきます。

①ジビエを獲る

最初に関わるのはジビエを獲る人、いわゆる狩猟者です。

当メディアでは狩猟をする人、したい人たちが得たい情報などをまとめていきます。

例えば、狩猟に必要な道具・装備など、
また、狩猟免許を取得するためにかかる費用や手続きなどできるだけ丁寧に触れていこうと思っています。

②ジビエを加工する

ジビエは獲った後、加工が必要です。

当メディアでは加工する人にもためになるコンテンツも発信していきます。

鳥獣を獲ってから、肉や皮、骨などを加工し、商品にしていくまでの過程、それに必要なことをまとめていきます。

③ジビエ肉を食べてみる

ジビエ肉を食べたいけど、どう調理したらいいのかわからない!
という人も多いはず。

当メディアでは美味しいジビエ料理がいただけるお店やジビエ肉を手に入れられる方法や販売店、ジビエ料理のレシピも紹介していきます。

ジビエが暮らしの一部になること

当メディアを通して、もっとジビエを有効活用したり、関わったりする人が増えたらいいなと考えています。

そうして、将来的にはヨーロッパのように、ジビエが暮らしの一部になり、利用が当たり前になれば、ジビエの破棄が今よりもっと少なくなり、いただいた命に感謝することができるのではないでしょうか?

ジビエ文化が世の中に当たり前になってくれれば、新規猟師志望も自然と増え、鳥獣被害に悩まされる人も減っていく世の中が訪れるはずだと私たちは考えています。

ライターは全国各地のジビエハンターたち

鹿と対面するハンター

さて、そんな当メディアにコンテンツを提供していくライターは若者を中心とした全国のハンター達です。

彼ら自身で体験し、感じたありのままの言葉を記事にしていくので他のジビエ関係のサイトよりも、丁寧に、臨場感のある記事を提供できると考えています。

また、調理のメニューなどについては、プロの料理人などからも情報提供していただくことで、本格的なジビエ料理を家庭でも実現することができる企画なども考えています。

さらに、ライターの中にはハンター以外にジビエの加工をしている業者の方やジビエの革製品を作っている職人の人、ジビエを研究している研究者目線での記事も予定しています。

ジビエ=猟師ではなく、獲ってから食べるまで全てに関わる人がこのサイトでは関わってジビエについて深く学べていければいいと思っています。

監修として関わる企業や個人(随時更新)

今回、『ジビエーる』を始めるにあたり、四国ジビエ株式会社さんに監修をお願いし、ジビエ文化についての理解や事例など、誤解が起きないようにサポートしていただいています。

また、今後ジビエに携わる多くの企業や個人と繋がっていき、正しい知識とジビエ利用をより進めるための協力をしていきたいと思います。

企業・個人で『ジビエーる』に関わりたい!方がおられましたら、お問い合わせより、ご連絡をよろしくお願いいたします。

こんなテーマで書いて欲しいというご要望もお受けします。

  • ジビエ料理のレシピ
  • 狩猟免許の取り方
  • ジビエの安全性
  • どうやったらジビエが手に入るのか
  • ジビエの利用についての事例紹介

などなど、読者の方からの要望から記事になることもございますので、お気軽にお問い合わせいただき、共にジビエ文化を広げていきましょう。

まとめ

「ジビエーる」は今後、日本全国のジビエ情報をコンテンツとして情報発信していきます。

課題の多いジビエという世界、
しかし、課題があるからこそ、これからの成長が楽しい分野でもあります。

そんな文化をおし進め、全国のジビエを取り巻くすべての人に利用していただくメディアとして日々進化をしていきますので、今後の「ジビエーる」をご期待ください。

どうぞよろしくお願いします!

ABOUT ME
ジビエーる 編集部
ジビエーる 編集部
人間が生まれ、生きてきたと同じぐらい長い歴史ある文化であるジビエ。時代に合わせて、その形は刻々と変化してきました。そんな文化に光を当てるため、ジビエ専門サイト『ジビエーる』を立ち上げ、様々な観点からジビエについて考えたいと思います!