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食レポ

大阪難波で絶品鹿肉料理が食べられる隠れ家ダイニングバー『Buttocks』

こんにちは!

反芻動物大好きライターのあかりんご(@ringo2525888)です。


今回は、大阪難波の鹿肉料理専門店 Buttocks に行って来ましたので、レポしたいと思います。

難波の喧騒を忘れさせる静かな空間

鹿肉料理の店「Buttocks」は、近鉄日本橋駅からすぐ、また各線なんば駅から徒歩5分のダイニングバーです。

駐車場はないので、車の場合は近くのコインパーキングが便利ですが、お酒も一緒に楽しんでもらいたいので、ぜひお越しの際は電車で!

静かな雰囲気

難波の商店街から少し離れた脇道にある中島ビルの奥へ進むと右手に「鹿肉料理専門店 Buttocks」が見えてきます。

ちなみにButtocksは「おしり」という意味。店主さんの名字から取ったそうです!

インパクトあり

外観はナチュラルな感じですし、明るいので女性1人でも入りやすい感じ。

1階はテーブルが2つと、カウンターが6席。

2階もあり、貸切パーティーもできるみたいです!

木材を中心としたインテリアは、森の中をイメージしてデザインしているそうです。

店内には静かに邦ロック流れており、落ち着いた雰囲気。

難波とは思えない隠れ家的なお店です。

キッチンカウンターにはツッコミどころ満載の雑貨が並んでいました。

店主さんと奥さんとの会話も弾みます。

(1人で来ても、いろいろ話してくださるので、楽しいです!)

お二人とも、笑顔が素敵です。(店主さんは、少し人見知りだそうです笑)

鹿のハンティングトロフィーが!!

絶品鹿肉料理とクラフトビールのマリアージュ

値段もそんなに高くない!

メインメニューはカジュアルかつ豊富。

これ以外にも、〆メニューとして、

鹿チゲラーメン(¥780)や鹿ライス(¥680)もあるそうです。

ドリンクは、Tap Marché のクラフトビールが日替わりで4種類あります。

また、鹿にちなんだお酒もいろいろあります。

白麹の芋焼酎 子鹿(¥450)や、純米酒 白鹿(¥580)、特別純米酒 秋鹿(¥600)。

鹿の絵柄が入ったワイン(一番左)なども楽しめます。

店内どこを見渡しても、鹿・鹿・鹿!!!

鹿好きにはたまらない空間です。

 ジュワッと広がる鹿肉の旨味に舌鼓

では、料理をいただいてみましょう。

鹿パン(980円)


フランスパンの上に鹿肉がたっぷり!

鹿肉は細かく刻んだものをフライパンで表面だけ焼き、その後フランスパンとオーブンでじゅわっと焼き上げた店主オススメの一品。

上には爽やかなバジルソースがかかっているのですがこれがまた最高に美味しい。

鹿肉の風味を引き立て、爽やかな後味が次の一口を誘います。

鹿肉とバジルは、ありそうで無かった組み合わせでこのお店の名物。

来店の際には是非食べてほしいと思います!

鹿肉の燻製(¥600)

店主こだわりの海塩がかかった燻製。

海塩は岩塩よりもミネラルが豊富でにがりが含まれているのが特徴。

辛すぎず、甘みもあるお塩です。

鹿肉は、燻製だからパサつくのかな…と思いきや、驚くほどしっとりしています。

ビールとの相性バツグン!!!(プハーっ)

スジカ(¥820)

スジカは、酢豚の鹿肉バージョン。

中華料理店で10年間働いた経験を持つ店主さんのスジカは絶品。

甘酸っぱいタレと柔らかい鹿肉の風味が相まって、夏バテ気味の体に染みわたります。

鹿肉のステーキ(1280円)※写真は2人分

パサつきがちな鹿肉ですが、buttocksのステーキは一味違う!

しっとりジューシーで、もっちりとした弾力。

臭みは全くなく、鹿肉本来の美味しさが最も楽しめる一品です。

マスタード、海塩、バジルソースをお好みで。個人的には、バジルソースがお気に入りでした!

爽やかなバジルの中からじわ〜っと溢れてくる鹿肉がたまりません!

こちらも、店主オススメの一品。

鹿ライス(コース料理限定版)

甘い玉ねぎと炒められたもちもちの焼飯の上に鹿肉が乗っています。

頂上にはバターが!溶かして混ぜると、味変も楽しめちゃいます。

鹿肉の旨味でご飯が進む進む!

鹿肉料理で使用している鹿肉は、奈良県の大宇陀が産地だそうです。

ニホンジカには、ホンシュウジカ(本州)、エゾシカ(北海道)、ツシマジカ(長崎県対馬)、キュウシュウジカ(四国・九州)、マゲジカ(鹿児島県)、ヤクシカ(屋久島)、ケラマジカ(沖縄県)の7亜種が存在します。

奈良県で獲れる鹿は、その中でもホンシュウジカにあたります。

また、ホンシュウジカは他地域の鹿と比べ繊細で奥深い。

その風味が、日本人好みだろうということで、ホンシュウジカにこだわっているそうです。

(鹿肉と一言でいっても、色々こだわりがあるんですね!)

 鹿肉を、もっと気軽に

Buttocksの料理は、どれも1000円前後でした!

実は、鹿肉料理にしてはとてもリーズナブルなお値段です。

それなのに、鹿肉の量はたっぷりで大満足。

この安さを実現できるのは、料理に使う鹿肉の部位にこだわらないから。

「昨日は牛肉だったから、今日は鹿肉」

そんな風に、気軽に来て欲しい。鹿肉というハードルを下げたい。

こういった思いから、鹿肉をカジュアルに、安く提供しているそうです。

ではなぜ、ジュワッと柔らかい絶品鹿肉料理を作ることができるのか?

その理由は、徹底した下処理と絶妙な火の入れ具合。

お肉に含まれる固いスジは徹底的に除去するため、お肉は火を入れても柔らかい。

ステーキとローストは鹿肉ブロックの大きさに合わせてじっくり火を入れます。

この火入れ方法は開店当初から改良に改良を重ねてきたそうです。

鹿肉が大好きすぎてお店を開いた店主さんの料理にハズレなし!

ぜひ、難波に行った際には立ち寄ってみてはいかがですか?

大阪難波・鹿料理専門店『Buttocks』の情報

基本情報

  • 住所:大阪府大阪市中央区千日前1-4-19 中島ビル1F
  • アクセス:地下鉄千日前線<日本橋駅>徒歩2分/地下鉄御堂筋線<なんば駅>徒歩5分
  • 電話番号:06-6213-0302
  • 営業時間:月~土、祝前日: 17:00~翌2:00
  • 定休日:日曜日

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ABOUT ME
あかりんご
鹿肉専門のキッチンカーSHIKASHIKA店長。神戸大学で畜産を学び牛飼いを志すも「日本で持続可能な肉とは?」という問いをきっかけに、鹿肉と出会う。鹿肉を日本の肉文化に、をビジョンに掲げ、美味しい鹿肉料理を日々提供していたが、より美味しい鹿肉を求めて現在は北海道で鹿を捌いている。