ジビエをもっと、あなたらしく。
ジビエを食べる人、つくる人、届ける人。 すべての人に、エールを。
ジビエ関連書籍

マンガ好き猟師がえらぶ!絶対におもしろい狩猟漫画5選

こんにちは、

年間500冊のマンガを読んでます、マンガ大好き猟師のポチ夫(@yamanouenokazu)です!

今回は、マンガ好き猟師が選ぶオススメ狩猟マンガ5選を紹介していきたいと思います!

ジビエを食べて狩猟に興味をもったけど、映像とか書籍はグロいしちょっとな・・・

そんなあなたにこそオススメしたい狩猟マンガ!

マンガなので他の媒体よりもライトで読みやすいので、猟師の世界を知る媒体としてはとてもオススメです!

ちなみに、僕自身、狩猟マンガの影響を受け、現在は猟師になって日頃からケモノを追いかけましています。

あなたの人生を変えてしまうかもしれない猟師マンガ。気になるものがあったら是非読んでみてくださいね。

では、どうぞ!

山賊ダイアリーリアル猟師奮闘記

あーーー早く狩猟やってみてぇーーー!

という気持ちになること間違いなし!

狩猟を題材にしたマンガってなにがオススメ?と言われたら今作を推薦する人は多いのではないでしょうか!

入門編であり王道作品!狩猟マンガの中のワンピース!それがこの山賊ダイアリーだああああ!(テンション高め)

あらすじ

現役猟師、兼マンガ家。岡本健太郎による狩猟&ジビエ喰い実録日誌。ウサギの唐揚げ、カモのロースト、カラスの焼き鳥etc、山グルメ満載!山で迷ったときの心得などサバイバル術も満載!都会を離れ、故郷に戻った男は山に遊び、お気に入りの空気銃「エースハンター」と自作の罠を手に、今日も鳥や獣と勝負する。

引用 : https://cutt.ly/auLLvbQ

コメント

1巻の1ページ目からウサギの糞を食べるところから始まる今作。

作者の岡本健太郎さんは、ウサギやカモ、鹿やイノシシ、はてはカラスまで…

おなじ猟師仲間からも若干引かれながら、色々なケモノ達を食べまくる描写はかなり愉快!

もちろん味についても言及されているので、カラスってどんな味?って気になる方はこのマンガを面白く読めると思います。

また、作品の前半部分に狩猟免許の取得方法や試験の内容も事細かに描かれていたり、

罠の仕掛け方や、空気銃での銃猟に関してもわかりやすく書いてあるので、教科書的一冊としてもオススメです。

ケモノをとる描写以外にも、猟友会との関わり方や、地元農家さんからカラスの鳥獣被害を相談されたり、ブルーギルを釣って食べたりと狩猟以外のエピソードも多く読み応えもバッチリ。

正直、狩猟マンガ抜きにして実録マンガとしてかなり完成度の高い作品なので、狩猟に興味がない人もこのマンガは手に取ってほしいな・・・!

ぽち夫

ちなみに、2017年に続編の山賊ダイアリーSS1巻が発売されますが、刊行はそこで止まっています…

岡本先生、続編の執筆もなにとぞお願いします…

罠ガール

これが現代の狩猟マンガ…!!日常系×狩猟の相性バッチリじゃないか

あらすじ

とある田舎町で暮らす女子高生の朝比奈千代丸。

家が農家である彼女は、畑を荒らす野生動物を捕獲するため

18歳にして「わな猟免許」を所持している。

農作物を守るため、千代丸さんは今日もクールに害獣捕獲……。

引用 : https://cutt.ly/BuLCPxU

コメント

狩猟のマンガってグロかったり生々しいんでしょう?とちょっと気が引けてしまう人にオススメなのがこちら!日常系×狩猟のゆるふわ狩猟マンガとなります。

主人公の千代丸がわな猟自体の日が浅く、レギュラーの女の子も初心者なので、解説は簡潔でいてとても丁寧。狩猟初心者にもかなりオススメできる内容となっています。

また、日常系テイストではありますが、鳥獣被害や狩猟に関してもしっかり書かれており、

流行りの◯◯ガールものでしょ…って思わず読んでみるとしっかりとした軸を持っているマンガ構成に驚かれると思いますよ!!

ぽち夫

一緒に可愛い女の子に癒されましょう〜〜〜

クマ撃ちの女

衝撃が強すぎる。このマンガを読んでいたら猟師になっていなかったかも・・・

あらすじ

小坂チアキ、職業・兼業猟師。 彼女が狙うのは、“日本最強生物”エゾヒグマ……!! 北海道を舞台に描かれる、命がけの狩猟劇!!

引用 : https://cutt.ly/BuLVzFr

コメント

今回紹介している狩猟マンガの中で、ある意味罠ガールとは対極にいる今作。

読むとトラウマになる可能性すらあるので注意です!!!

かわいらしい絵柄、コミカルな作風に騙されてはいけない。狩猟のシーンになるとそれが激変します。自分が銃で撃つのが先か、クマに喰われるのが先か・・・

クマ、ほんっとに怖い。狩猟って恐ろしい。そしてそのクマにわざわざ挑んでいくチアキさんは狩猟ジャンキー…

狩猟の恐ろしさ。そしてだからこその面白さ。それがこのマンガを読むと伝わってきます。

日本で生きていると、自分の死はある意味ファンタジーのように遠い存在になってしまいますが、「狩猟は死と隣り合わせ」それを改めて気づかされました。

特に2巻のエピソードは必見。

ありきたりな表現になってしまいますが、ボクは2巻を読む最中、恐ろしくて次のページが開けませんでした。それぐらい、生々しく恐ろしいマンガ体験・・・

ですが、作風自体はとても読みやすい形でまとめてくれています。

ぽち夫

他の狩猟マンガとは違う、狩猟の恐ろしさを学べる今作、必見です。

猟師になる前に読まなくてよかった〜
ひいいいいいい〜w

東京カリニク鉄砲隊

ああ、わかるわかる!山の中でケモノに初めてはうとそうなるよね・・・

あらすじ

東京は高円寺に住む一人の新人漫画家が狩猟免許を取って猟師になる!?狩猟場は東京から車で1時間半のとある山。狩猟肉を求めてノリと勢いと私利私欲から始まる猟銃行楽記が開幕!さあ、ひと狩りいこうぜ!!

引用 : https://cutt.ly/auL0gpz

コメント

こちらは猟銃(散弾銃)での巻き狩り猟をメインにした作品。

猟友会に所属し、巻き狩りで鹿狩りなどをされる方にとってはなかなか稀有なマンガです。

自分が知るかぎり巻き狩りを扱った狩猟マンガは他にないはずなので、その点かなりレアな作品。銃で鹿を撃ってみたい!って方はぜひ手に取ってください。

特に初心者猟師が初めての獲物を抑える所に力を入れて構成されているので、

初心者猟師あるあるが豊富なのも今作の魅力

  • 猟場に持っていく荷物をあれこれ悩む
  • ジビエを初めて食べた時の反応
  • 初めての解体の話

などなど、かなり初心者あるある盛りだくさん、一冊で狩猟に関するあれこれがわかる入門編に最適なマンガになっています。

また、登場人物の女の子(かわいい)が行う奇行?も面白く

  • 仕留めた獲物に頬ずりする
  • ロードキル(動物が道路上で車に轢かれる現象)の個体を持ち帰って標本にする
  • 鹿の胎児を嬉々として食べる

など、結構とがったネタもあるので、そこも見ごたえがあって面白いですね。

ぽち夫

ちなみに作者さんが同人誌で出しているこのマンガの原案に当たる「大物猟ルポ漫画」も持っているんですが、
こちらはカリニク鉄砲隊よりも脚色がすくない実録マンガになっており、こちらもオススメですよ!

自殺島

僕はこのマンガを読んで猟師になりました。

あらすじ

「自殺島」─それは、自殺を繰り返す“常習指定者”達が送られる島。主人公・セイも自殺未遂の末、その島へと辿り着いた。果たして、セイ達の運命は!?

引用 : https://cutt.ly/wu4yJeZ

コメント

今まで紹介したマンガとは違う路線からご紹介します。

今まで紹介したマンガは「猟師が狩猟をする」マンガだったので、基本的には面白おかしく狩猟の魅力を伝えるマンガでしたが、このマンガは根本から主人公の目的が違います。

この漫画の主人公は、「肉を得るために狩猟をします」、生きるために。

しかも、彼は元々猟師ですらなく、生きる希望を無くした自殺未遂者なのに、です。

過去に死のうとした人間が初めて野生の鹿と対峙し、野生の命に驚いた瞬間、生きるために動物を殺すことを選択した瞬間、初めて鹿を仕留める瞬間。

そのすべてがとても丁寧に描かれていて、素晴らしく美しく胸を打ちます。

狩猟とはなんなのか。生きることはなんなのか。命を奪うとはどういうことなのか。

人間は、誰かが殺した肉を食べ、誰かが育てた野菜を食べて生きています。

都会に住んでいた僕も本当にその状況だったのですが、このマンガを読んでから、スーパーでいつでもお肉が手に入る事に疑問を持つようになり、自分で食べる肉を、命を、他者にまかせていたらいけないなと感じるようになりました。

ぽち夫

人間は他の命を得ることで生きている。そして命を繋いでいっている。

その前提を忘れてしまっている現代人に読んで欲しい。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました!

狩猟は結構ハードルが高い世界だとは思いますが、
狩猟マンガは気軽に猟師の世界を覗けるとても良いツールだと思います。

もし興味はあるけどなかなか手が出しづらい…という方は是非狩猟マンガから狩猟の世界に足を踏み入れていただければと思います!

そして、もし、
もっと深みにハマってみたいと思ったあなたは、、、

ぜひ狩猟・ジビエの世界へお越しください。

ABOUT ME
ポチ夫
関東で狩猟免許を取得した新米猟師。狩猟と有害鳥獣駆除に携わりながら田舎でのんびり暮らしています。 趣味はマンガゲーム映画と完全にインドア派。できれば外に出たくない。